家の使い勝手のことを考えると、家事をメインにされる方が主導でプランニングがお勧め
仕事で外に出ている時間が長い人(特に男性)は、あまり家事の動線のことを重要視しないことが多いので、実用性よりも感性や自分の好き嫌いでプランしてしまうことが多いのです。
それと1 年に何度かしか訪ねてこない親戚や友人に見せる(見栄を張る)ためにリビングのプランをしてしまい、結果として自分たちが寛げない空間を造ってしまうことが、ままあるのです。
奥さんにしてみたら、せっかく便利な家電製品を買っても、そのために家事の動線が長くなったりとか、造りつけのカウンターを造ったがゆえに冷蔵庫までの距離が長くなり、ものすごく不便になったりすることもあるのです。
実用的でシンプルなものはダサく思われがちなんですが、機能的に納まると美しいものなのです。
1 年365 日ずっと使う家なので、家事をする人が少しでも快適でいられることが、家庭円満の秘訣なのです。
奥様の機嫌を損ねると大変なのです~。怖い怖い~。
何でも引き算が良い。“シンプル”が失敗しないためのヒケツ。
家のプランをたてる時、多くの人は夢を持ち、少ないスペースにいろんなものを詰め込もうとするのです。
家を新築する高揚感(ワクワク感)で、あれもこれも!と、思ってしまいがちなのですが、そこは冷静に考えないと、人のライフスタイルは年々変化していきます。
今便利であったり、かっこよくても、何年かしたらいらなくなるものを見極めることが大切です。
電球の交換が難しい間接照明やら、あまり使わないジェットバスやら、ぶら下がり健康器や乗馬マシン(家電ですが)のように・・・。
たとえば服を買うときに、自分のワードローブにどんな服があるのか考えて買うように、家も自分のライフスタイルに合うようにコーディネートするほうがいいと思いませんか。
上から下まで新調する意識よりも、必要なものの優先順位を考えて、建てた時に50%ぐらいの完成度で徐々に追加していくことが失敗しないヒケツ。
とてもエコロジーですね!!
とは言うものの、ローンの問題などで最初に揃えないと後でなかなかお金が使えないというのも解るのですが・・・
ちなみに我が家では乗馬マシンは服掛になっとる。←買うたんかい!はうばぁがおっかない(笑)
それに関しては、語りつくせないほどのエピソードがあるぞ
これもムズカシイテーマなのですが、結論から言うと“過ぎたるは及ばざるが如し”で考え過ぎはすべての計画をブチ壊すということなのです、方位 風水などは参考程度に考えたほうがよいですね。
日本の気候は温帯性で、特に私の住む大阪は高温多湿なので、日当たりよく風を通すような家を建てることが望ましく、あくまでもそのための方位、風水であるべきなのです。
鬼門に水廻りを造らないのも、ムカシは日照や風通りが悪くなり易く湿気がたまり易かったためで(実際はもっと複雑な由縁もあるのですが・・・)今はさほど気にする必要はないのです。
でも一度考え出すとなかなかその呪縛から逃れられずに、失敗した人たちをたくさん知っています。
風水に凝り過ぎて大切な採光窓を壁にしてしまい暗いリビングで生活してる人や、家の外壁を黄色に塗ってしまい、即効太陽光で日焼けしてしまい、塗料が退色して(黄色は退色し易い色なのです)ムラムラの壁に包まれて暮らしてる人など。
風水などに傾倒してしまったが故に変なことになってる人がケッコウいるのです。
何事も程々が肝心なのです。