建築のあるある。教えてはうじぃ!はうじぃのつぶやき

・ 換気扇はたくさん付けた方がいい?

結露したり空気が澱むのが厭なので換気扇をたくさんつけたいと思ってます。これは○×?

正解は× 住宅用の換気扇は部屋の中の空気を外に出すものです。ということは吸気が必要になるのです。

強力な換気扇をつけたり、数個の換気扇を同時につけたりすると、よくドアの下とかからピユゥ~と隙間風が入ってくることがあります、それは換気扇で空気を吸い出すことによって部屋の空気が負圧になり、いろんな隙間から空気を供給しようとする自然な動きなのです。

なので換気扇をたくさんつけても、窓を開けたり吸気孔をつけたりしないと汚れた空気を外に排出することが出来ないのです。排気と吸気のバランスが大切なのです。

(今の家はシックハウスの新しい法律が出来て、家中に空気が流れやすく出来てます。)

ちなみに、知合いの焼き鳥屋さんが換気扇をつけても煙が外に出ないと嘆いてたのですが、吸気孔を付けるとうそのように煙らなくなったそうです。
ポイントは「吸気孔」排気と吸気のバランスが大切!ということですな!

・ アイレベル (目線の高さ) の考え方

LDKを最近流行の対面キッチンにして、リビングダイニングの床に直に座ってコタツを置いたりして寛ぐプランをたてました。  これは○×?

正解は× これはアイレベル (目線の高さ) の考え方なのですが、対面キッチンの場合リビングダイニング側とカウンター越しに直接のオペレーションが発生します。

キッチンにいる人は立っている高さの目線、床に直に座る人の目線とギャップが出来すぎて違和感を伴います。

キッチンカウンターの前はダイニングテーブルを置いたり、リビングはソファーを置いたりすれば、アイレベルに違和感が出来にくいのです。

よほど広いリビングダイニングがあれば多少のアイレベルの違和感は解消されるのですが、なかなかそこまで広いリビングは造れないのが実情のようですね。

しかしながら、リビングの地べたに座ってカウンターの裏側を見て生活するのはどうかな?と思います。

・ 縦か横か?掃き出しにロールスクリーンはあり?

大きな掃出しの引き違いのアルミサッシに、横型のブラインドかロールスクリーンを付けようと思うのですが。これは○×?

正解は× 日本の建具には横に引くのが多く、引き違いのサッシも横の動きなのです。 それに対して横型のブラインド(ベネシアンブラインド)やロールスクリーンはたての動きなのです。

窓装材はサッシの動きと同じ方向のものが使いやすいです。 例えば外国の家に多い上げ下げ窓なんかは、横型のブラインドやロールスクリーンがマッチするのです。

引き違いのサッシなどには、カーテンや縦型のブラインド(バーチカルブラインド)が使いやすいです。

窓が少しだけ開いててブラインドが下りてる状態の時、風でブラインドがばらばらになって歪んでしまったことがある人はケッコウ多いと思います。

バックナンバー:2011年12月号「家選びのポイント」「家造り成功の秘訣」「方角のお話」はこちら

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